軒先パーキングは、急激に成長し続けている駐車場シェアリングサービスのパイオニア的存在です。

 

しかし、近年はakippa(あきっぱ)など競合他社の活躍も注目されている業界で、あえて軒先パーキングを利用するメリットはどこになるのか、気になるところです。

 

軒先パーキングの特徴や利用のしやすさなどを調べてみたので、ぜひ検討の参考にしてみてください。

 

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軒先パーキングはこんな人が利用しています

軒先パーキングにオーナー登録している方は、個人に留まらず、各組合や施設のオーナーなど、さまざまです。

 

提供される駐車場は、任意の対人対物賠償責任保険に加入しているユーザーしか利用できないルールとなっており、個人法人問わず安心してオーナー登録できるようになっています。

 

参考までに、公式サイトでも紹介されている3タイプのオーナー例をご紹介します。

平日の仕事で車を使っている間に

個人オーナーの例では、なんと北海道で軒先パーキングに登録している方がいました。

 

東京ほどの利用者は期待できないエリアですが、住宅街の駐車場ということもあり、それなりの需要が生まれているようです。

 

このオーナーの場合、日中は車で出勤しているため、夜の帰宅時間まで空いている駐車場を時間限定で提供しています。

 

軒先パーキングでは日にちだけではなく、貸出可能な時間帯の設定ができるので、駐車場が確実に空いている平日の時間帯をピンポイントで貸し出せます。

 

北海道の方以外にも、個人オーナーでは「車を手放して駐車場が不要になったから」と日にちを限定せずに貸し出している例もありました。

 

四六時中提供することもできれば、日にちや時間帯を指定して貸し出すこともできる軒先パーキングは、個人の都合に合わせた活用が可能です。

分譲マンションの管理組合がオーナーに

分譲マンションの駐車場を、日中は利用しないからと個人で貸し出すオーナーの例は珍しくありませんが、今回ご紹介するのは、マンションの管理組合の例です。

 

車社会ではなくなりつつある都市部を中心に、分譲マンションの駐車場に空きが出るケースがあります。

 

次の借り手がつくまで、軒先パーキングに駐車場情報を登録して貸し出すことで、管理組合の収入にすることができるのです。

 

調べたところ、分譲マンションの管理組合が修繕積立金や管理費以外で収入を得るケースは珍しいことではなく、たとえば携帯会社の基地局としての収入なども同じ仕組みだそうです。

  • 携帯会社の基地局
  • 自動販売機
  • 電柱敷地料(電柱設置料)
  • クリーニング取り次ぎ

マンション管理などを手掛けている「大和ライフネクスト株式会社」によると、従来の分譲マンション管理組合が得ていた各種収入の代表的なもの(販売収入除く)は、これらです。

 

軒先パーキングにマンション内の駐車場を登録して得た収益も、ここにあげた各種収入と同じく、雑所得として計上できます。

 

個人ではないため税金が高くなってしまいますが、分譲マンションの管理組合でも法的に問題なく駐車場シェアリングで収入を得られるのです。

 

軒先パーキングの『オーナーボイス』コーナーで公開されている管理組合の口コミでは、コインパーキングのような初期投資なく臨時収入が見込める点が評価されていました。

劇場や商業施設の空きスペースを活用

劇場や商業施設の駐車場の一部を、軒先パーキングに登録している例も複数存在します。

 

劇場の駐車場が込み合うのは、何らかの公演が行われている時期で、そのほとんどが土日や1か月程度の一定期間のみに集中します。

 

1か月に数回(土日の2回のみ、など)の単発公演が行われる時期は、平日以外も駐車場が空いているため、日にちを指定できる軒先パーキングは最適な活用方法のひとつです。

 

商業施設も、実は駅前の施設を中心に首都圏や都市部の軒先パーキング登録オーナーが多いです。

 

駅前の巨大な商業施設は電車での来店者のほうが多く、駐車場が高確率で空いています。

 

来店者以外の地元民に需要があるのでは、と思われそうですが、駅前の商業施設に駐車場があることを知らなかったり、駅周辺の渋滞具合を知っている人は車での来店を避けがちです。

 

しかし、遠方から旅行で来た人や周辺の企業に用があるビジネスマンなどは、どうしても車を利用せざるをえないケースがあるため、駅前でも一定の駐車場需要が見込めます。

 

商業施設ということで気軽に停めることができなかった彼らに対し、軒先パーキングで来店者以外も利用できることをアプローチすれば、駐車場の空きスペース活用につながります。

 

導入している例では、『渋谷ヒカリエ』『レミィ五反田』などが軒先パーキング公式サイトで紹介されていました。

 

一見すると駐車場の需要が少なそうな駅前の商業施設でも、発信することで需要が見つかるという良い例です。

軒先パーキングに駐車場を登録する方法

軒先パーキングの良い点は、インターネットを利用しなくても駐車場のオーナー登録ができる点です。

 

登録方法はインターネットによるウェブ登録と、電話で資料請求する書面登録の2種類があり、ネット環境のないお宅や、パソコンが苦手な方でも気軽に登録できるよう工夫されています。

  • 軒先パーキングに会員登録
  • 駐車場情報の登録
  • 写真のアップロード
  • 公開審査

ウェブ登録のステップは、この4つです。

 

駐車場情報を登録する際は、駐車場の区画数など具体的な情報の他、駐車場の名前や貸し出しスケジュールも登録する必要があるため、あらかじめ決めておきましょう。

 

電話での登録は、軒先パーキングに電話で資料請求し、届いた申込書に記入して返送するだけです。

 

メールやFAXでも申込書の提出を受け付けていますが、駐車場の写真はメールか返送(郵送)でのみ受け付けているため、FAXを利用する際は写真の提出し忘れに注意しなければなりません。

 

書類の提出後は、オーナー用のウェブページに、軒先パーキングのスタッフが登録してくれます。

 

作業に5~10営業日かかりますが、登録完了すると駐車場情報が公開されたことを電話で報告してくれるため、いつから利用できるのか分からないということはありません。

 

ネット環境がない方やパソコンが苦手な方でも、気軽に登録できるよう配慮されている点は、軒先パーキングが他社に差をつける大きなメリットです。

軒先パーキングではどれくらい稼げる?

軒先パーキングで具体的に稼げる金額は、公式サイトでもはっきりとは公表されていません。

 

しかし、手数料が35%と業界の中では安いほう(最安値は特Pの30%)であることと、株式会社ナビタイムジャパンと提携していることから、それなりの額は期待できそうです。

 

『カーナビタイム』『NAVITIMEドライブサポーター』で駐車場情報をドライバーに提供してくれるので、大々的なアピールをする必要がありません。

 

運営費用を抑えつつ、近隣で駐車場を探しているドライバーにアプリを通して宣伝できるため、駐車場が少ないエリアでの収益が期待できます。

シミュレーション方法

軒先パーキングは、公式サイト上で収益をイメージできるようなシミュレーションを提供していません。

 

直接担当者に電話して相談してみる手もありますが、他社と比較検討中の場合は電話しにくいもの。

 

事前にある程度の収益イメージを持っておきたい方は、シミュレーションシステムを気軽に使える他社を検討してみてはいかがでしょうか。

 

たとえば特Pやakippa(あきっぱ)は、公式サイトで大まかな地域(都道府県と市町村)を入力するだけで収益シミュレーションができるようになっています。

 

あくまで大雑把なシミュレーションですが、全都道府県別で調べられるため、地方の方でも「特Pではいくら稼げそう」「akippaではこのくらい稼げる」と分かります。

 

事前にシミュレーションしたい方は、特Pとakippaの公式サイトもチェックしてみることをおすすめします。

軒先パーキングで駐車場を貸すとかかる税金

軒先パーキングにオーナー登録をして駐車場シェアリングを利用すると、収入に対して税金(所得税)が課せられます。

 

自分の土地の一部を貸し出していると、確定申告の際に悩むのが「どの項目で所得計上するべきか?」です。

 

駐車場に関する収益で計上される所得は、『不動産所得』・『事業所得』・『雑所得』のいずれかです。

  • 不動産所得…月極駐車場での所得
  • 事業所得…事業としての所得
  • 雑所得…それ以外の所得

数日や時間ごとなど、短い期間で貸し出す駐車場シェアリングは、コインパーキングと同じく事業所得や雑所得に計上されるケースがほとんどです。

 

また、事業所得は駐車場シェアリングで生計をたてられるほどの規模がある場合に当てはめられます。

 

これらの事情から、駐車場シェアリングで出た収益の多くは、雑所得として計上されます。

 

会社員など主となる給与を他所で得ている方が、副業として駐車場シェアリングを行っている場合は、確定申告で収益の計上を忘れないよう注意してください。

 

所得税の他、固定資産税にも注意しましょう。

 

駐車場シェアリングのために自宅の駐車場やガレージを増改築すると、その部分は住宅用地として認められず、固定資産税の軽減措置が受けられなくなってしまうおそれがあります。

まとめ

軒先パーキングなど、駐車場シェアリングサービスを利用した小規模の駐車場経営は、リスクも初期費用も少なく済むのでおすすめです。

 

ただし、駐車場シェアリングサービスを提供している会社によってサービス内容や手数料に差があるため、よく比較してオーナー登録する会社を選びましょう。

 

軒先パーキングは、対人対物賠償責任保険に加入したユーザーしか利用できないため、トラブル対策を重視する方は検討候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

 

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